プレミアムフライデーは失敗!?ならば満月の時にこそ早く退社するべき3つの理由/プレミアムフルムーン
今年の2月から月末の金曜日には15時に退社して個人消費を喚起しようというプレミアムフライデーが始まったのですが、盛り上がりが今ひとつですね。
今までない習慣を急にやれ!と言われても、なかなかすぐにはできないのかもしれません。プレミアムフライデーは、政府と経済産業省が音頭をとって推進しているわけですが、ここにきて早くも見直しの声が上がるなど、産業界全体に定着したとは言えない感じですね。
ほとんどの会社では月末が決算などの締め切り日となっていて、業務が集中して早く帰れない、というのも一因のようです。
・・・ならば!
月末の金曜日というふうに固定しないで、月齢で早く退社する日を設定するのはどうでしょうか。そして、その日にちは「満月」の日にするのです。
満月の日に早く退社したほうがいい3つの理由
なぜ、満月の夜は早く帰ったほうがよいのでしょうか。
それには、いろいろと理由があるのです。
満月の夜には仕事がはかどらないから
満月の夜に人がオオカミに変身するという狼男の伝説がありますが、これは意外とリアルな世界でも的を得ている可能性があります。満月になると、人の精神状態に影響を及ぼして感情が高ぶりやすいことが知られています。
その原因は、月の引力であったり、強い月明かりのせいだとも言われていますが、確かに地球上では、満月に正確に同調しているものが結構あります。
例えば、サンゴの産卵は満月の夜に合わせて一斉に海中に卵と精子が放たれます。満月の日は潮位の高低差が大きくなるため、引き潮の時に一気に沖合の海に受精した卵が流れるように計算しているのかもしれません。
サンゴではなくても、アイゴ類など、特定の月齢で卵を産む魚たちも知られています。
これは、太陽と地球と月が一直線に並ぶために、引力などのエネルギーが最大になるということをサンゴたちは分かっているのですね。サンゴたちにとっては、ものすごく大きな変化を感じているはずです。
植物でも満月には水分量が増大するため、例えば林業では満月の日には材木としての伐採を避けたりしているのです。
人間はその辺の感覚が退化しているのかどうかわかりませんが、満月だからといって、普段と変わらない生活を送っていると思います。
しかし、人間以外の動植物には明確に分かるくらいの変化なわけです。
実際に人間でも「満月の日は感情が高ぶる」ということも知られています。
満月になると情緒不安定やパニック障害などを訴える患者が増えることは医療関係者が体験的に感じていることです。
そのような満月の日に、夜遅くまで残業していても、落ち着きがなく仕事がはかどらないのです。
ましてや満月の夜に会議などもってのほかです。みんな軽い興奮状態でいるので、普段ならまとまる意見も、まとまらなくなってしまいます。
ですから、満月の夜はさっさと仕事を切り上げて帰宅してしまった方が良いのです。
満月の夜は睡眠時間が短くなるから
統計上、満月の夜には睡眠時間が平均20分くらい短くなることが知られています。軽い興奮状態にあることで、眠りにつきにくくなるのかもしれません。実際に眠りをつかさどるメラトニンというホルモンも分泌が少なくなります。
睡眠時間が少なくなるということは、他の日よりも起きている時間が長いわけですから、その時間は遊んじゃおう、ということです。どうせ寝ようと思っても寝られないのです。
ですから、ショッピングをしたり食事に行ったりしてプレミアムな時間に当てれば良いのです。ただ、感情がやや高ぶっている状態であるため、ショッピングでは衝動買いしてしまうかもしれません。でも、これはお店にとっては売り上げが上がるので良いことです。
プレミアムフライデーが個人の消費喚起をひとつの目的としているのであれば、満月の日に会社員を街に送り出せば、消費が一気に向上しますよ。
美しい月を眺めることができるから
満月とは、太陽とは反対側の位置に月がいて、ほぼ真円に近い形で眺めることのできる月です。月明かりが最も強くて、もっとも美しい月とされています。
オフィスにこもって仕事をしていては、この美しい満月を眺めることができません。
昔から、わざわざ満月を観るためのイベントもあるのです。
有名なのは中秋の名月、十五夜(じゅうごや)、ですね。
月が見えるところに、ススキを飾ってお団子や里芋をお供えします。
晴れた夜空に浮かぶ満月は、いつ見ても美しいものですが、古来から中秋に眺める満月は絶品とされています。だから、わざわざお供えしたりもするのです。
月の満ち欠けは29日と12時間44分で一巡りします。ということは、次の満月を見ようと思うと、約1ヶ月近く待たなくてはなりません。
普段何気なく見過ごしてしまっている満月ですが、夜空では、どんな星よりも明るく、もっともパワーのある光を放っています。そして、その存在は、地球のあらゆるものに影響を与えるほどの力なのです。
満月の夜は、仕事をしている場合ではありません。
いつも下を向いて仕事をしている人たちが、上を向いてほっと一息つける時間が増えれば、日本全体がほんのちょっと元気になるのです。
プレミアムフルムーン
・・・ということで、プレミアムフライデーはやめて、「プレミアムフルムーン」にしましょう、というお話でした。
月の満ち欠けは29日と12時間44分で一巡りしますので、場合によっては、1ヶ月に2回、満月にあたるときがあります。これをブルームーン(Blue Moon)といいます。
ブルームーンの月は早く帰ることのできる日が2回あるのです。その月は経済効果2倍!
満月は、前もっていつになるかがわかりますし、プレミアムフライデーのように、月末に集中、ということにもなりません。仮に、月末に満月があたってしまっても、
「お、今月は月末が満月だぞ!いまから早く帰ることができる知恵をだそう」
・・・となるのです。
プレミアムフルムーン、すごく良いと思います。経済産業省の中の人、検討してくれないかなぁ。
しないだろうなぁ・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
満月に仕事をしない方が良い理由は、
- 仕事が捗らない
- 睡眠時間が短くなるから
- 美しい満月を眺めることができるから
…ということでした。
普段あまり気にすることもない月ですが、地球の海を持ち上げてしまうほどのパワーがあるのです。私たちの身体としては実感していないだけで、なにかしらの影響があることは確実です。
たとえ、プレミアムフルムーンが実施されなくても(されないと思いますが…)、あなたの中で「今日は満月だから定時でかえっちゃお!」とマイルールを作れば良いのです。
そんなあなたには、美しい月明かりが包んでくれますよ。