人事評価が不満で落ち込んでしまった場合の対処法3つ

 

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心理カウンセラー/調香師 「すべての人が自分らしく生きられる社会」を夢見て、心優しくも励ましが必要な人たちの手助けになればと思っています。 フレグランスデザインでは、あらゆる香りを創ることができます。
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会社では、社員のモチベーションアップのために、仕事で成果を上げた人には、お給料もアップさせますよ、という人事評価制度があります。

人事評価制度というからには、社員を何らかの基準で評価をする必要があります。それは、社員同士の間で差をつけることにほかならず、自分の評価が思ったよりも低いと落ち込んでしまう原因にもなります。

 

「あんなに頑張ったのに、なんで普通以下なんだろ・・・」

「他の社員よりもたくさん契約を獲得したのに、どうして!?」

「どうして、あの人の方が評価がいいのか理解できない…」

・・・ということがあると、いくら気にしないようにしようとしても、落ち込んでしまうことがありますよね。

 

自分の人事評価を伝えられて予想よりも悪かった場合、どのようにしたらよいのでしょうか。

 

なぜ人事評価の結果に不満を持ってしまうのか

 

人は社会的な生き物であり、多かれ少なかれ、他人との関係性を持ちながら生きていかなくてはなりません。そうした中で、どうしても、自分が他人からどのように思われているのか、ということを気にしてしまいます。

 

生物学的に言えば、他人から好かれていれば安全ですし、嫌われていれば、時に生命に危機にも発展する場合があります。だから、本能的に、みんなに好かれていたいのです。

ですから、
「人事評価が悪い = 好かれていない = 危ない」
…という感じで、人事評価が悪いと気にしてしまうことになります。

 

ただし、評価が低ければ、確かにそれだけで落ち込んでしまう理由にはなるのですが、もともと自分の自己評価が低い場合には、評価結果が悪かったとしても、落ち込み度合いは少なくて済みます。

それは、もともと自分が想定していた範囲内に収まっているからです。

 

人事評価の結果に不満を持ってしまうのは、あなたが自分自身に対して持っている評価と、他人がつけた評価との間にマイナスのギャップがあるときに不満を持ってしまうのです。

自分が想定していた範囲の外に結果が舞い降りたとき、それがマイナスの場合に不満を感じてしまうのです。

 

人事評価の仕組み

 

 

人事評価は年に2回程度実施する会社が多いと思います。年度の上期に1回、下期に1回、という具合です。

 

人事評価のやり方は、

・年度始めに自分の仕事に対する目標を設定する

・それに対してどのくらい達成したかを人事評価シートに記入する

・そのシートを上司に提出して評価してもらう

…というのが最近の一般的な評価制度だと思います。

 

 

上司は、提出された評価シートを読んで、人事部から渡されている評価基準に従って評価をつけていくわけです。

評価のつけ方は、例えば5段階評価で点数をつけるなど、数値化されることが多いでしょう。

その数値を集計して得点の高い社員から高評価を得ていく、という仕組みです。

 

評価基準があるのなら、公平に評価されるのではないか?
と考えてしまいますが、実際には人が評価するために、点数の結果次第では思わぬ事態になることもあるのです。

 

常に公平な評価にならない理由

 

人事評価は、建前としては、評価基準にのっとって公平に行う、ということになっています。その公平性を担保するために、評価者研修などを通じて、他の評価者の間で大きなギャップが出ないように対策を打っているわけです。

 

しかしながら、評価をするのは機械ではなくて人間です。

 

いざ、実際の人事評価シートを前に、点数をつける段階になると、そのシートを書いた社員の顔がリアルにイメージされるのです。

 

評価項目に対する評価基準はあるものの、社員によっては、甘く点数をつけたり、辛くつけたりすることは無意識にやってしまいがちです。

 

自分の仕事に対して自信を持っているにもかかわらず、「思ったよりも自分の評価結果が悪かった」と感じている人は、辛い点数のつけ方で採点されてしまった人かもしれません。

 

どうして厳しい人事評価になってしまったのだろう

 

評価基準があるのにもかかわらず、厳しい点数をつけられた原因はいろいろあると思いますが、だいだい、次のようなケースが多いです。

 

出る杭であるがゆえに厳しめに点数をつけてしまう

 

出る杭、いわゆるとんがった社員に対しては、仕事ができても点数がからくつけられてしまうことがあります。パワフルなエネルギーがあるために、少し割り引いてしまうのですね。

それに、とんがっているだけに、上司の内心としては、少しうっとうしいと思われているかもしれません。ただ、人間的に嫌いであるとか、そのようなことはなく、とんがっているぶん、少し割り引いても大丈夫だろう、という心理が働いてしまうのです。

 

地味すぎるがゆえに厳しめに点数をつけてしまう

 

反対に、地味すぎて存在が希薄な社員も点数が上がらない傾向にあります。本人は真面目にコツコツ仕事をしていて、組織にとってはとてもありがたい存在なのですが、なにぶん目立たないので、評価をするにあたって積極的な材料を見出せない場合があります。

部下をきちんと観察してあげるのが上司の役目ではあるのですが、地味なぶん、積極的なポイントを得られないということがあるのです。

 

私の部下ではなかったのですが、一生懸命に真面目に仕事をしているのに、なかなか昇格しなかった社員がいました。この社員は地味すぎるがゆえに、上層部の目に止まることなく、昇格などの待遇措置が忘れ去られているようでした。

 

残念ながら、そうした例は特殊ではなく、結構な人数がいるものです。

 

よくない振る舞いがあった

 

トータルとしては、良い仕事をしていても、よろしくない言動が印象に残っていると、人事評価の足を引っ張ってしまうことがあります。

 

職場でついカッとなってしまい、暴言を吐いたり、切れてしまったような言動をしたりはないでしょうか。

そのような良くない行動が評価者の印象に残っていると、どの評価項目もマイナス1ポイントずつ無意識に差し引かれてしまうことがあります。

 

たったひとつの出来事で、評価ポイントを差し引くような基準というのはないのですが、評価者が過去の言動にとらわれてしまうと、そのような調整をしてしまうのです。

 

上司にとってその社員が苦手

 

評価者である上司も人間ですから、他の社員に対して好き嫌いがあります。

実際に、従業員の評価に限らず、役員などの重要な人事であっても、結局、会長や社長に気に入られているかどうかで、役員人事が出来レースで決まっていることがあります。

 

こうしたことは表に出てこないことですし、好き嫌いで人事を決めた、ということは仮にそうであっても否定するものです。

 

でも、実際の人事を見ていたり、社長など企業のトップにいる人に話を聞く機会があると、結局、好き嫌いで決めている例が多いのです。

 

一言で言うと、あなたは嫌われているのかもしれません。

 

しかし、嫌われている、と明確にわかるような状況でなければ、気にするようなレベルではないはずです。

上司としては「ちょっと、俺とは合わないんだよなぁ」くらいの気持ちでいることの多いのです。

 

他の人と比べると、確かに嫌われ度が高いかもしれません。
でも、それは上司だけではなく、あなたも他の誰かに対して持っている感情でもあるのです。

 

人事評価で受けたショックをどのように解消したら良いのだろう

 

それでは、結局、人事評価の結果が悪くてショックを受けたこの気持ちは、どのように癒せば良いのでしょうか。

 

現実にはあなたが予想していたような評価がもらえなかったわけですから、気持ちの切り替えの上手い人や、強い気持ちの持ち主でない場合には、かなり落ち込んでしまうと思います。

 

1.今回はたまたまハズレのくじを引いてしまったと考える(マインド)

 

今まで書いてきたように、人事評価の結果には、いろいろな要素が関係しています。

 

あなたがとんがりすぎていたかもしれませんし、逆に地味すぎたのかもしれません。

もう結果が出てしまったのですから、今回はハズレだった・・・と思うことです。

 

上司が変わったり、状況が変化したりして、次の人事評価では、自分の予想よりもよくなっているかもしれないのです。

「今回についてはハズレだった。仕方がない」と思うことです。

 

2.仲の良い社員を飲み会に誘う(行動)

 

人事評価の結果が悪くて悶々としているのであれば、その気持ちをアウトプットすることによって落ち込み度合いが軽くなります。間を置かずに、仲間を飲みに誘って発散しましょう。

 

「アタシさぁ、このまえの評価、悪かったんだよね〜。あんなに頑張ったのに、納得いかないよ」

「え、私だって悪かったよー。普通よりも下だったもん。ってことは、部署でもほぼ最下位ってことでしょ」

「…あ、この人、アタシよりも悪い・・・」

…となって、一気に解消されるかもしれません。

 

アウトプットすることで、心の中でモヤモヤしているものが自然と整理されることでスッキリするのです。

 

3.あえて上司に媚びを売る(ごびをうる)

 

上司からの評価が良くないと知った時に「このやろーー!」と思うかもしれませんが、ここはあえて上司に媚びを売っておくというのも手です。

 

本来は良い評価をもらえて当然だと思っていたのに、それほどの評価ではないならば、上述したように、あなたはとんがりすぎているのか、上司から合わないと思われているのか、なにか悪い印象を植え付けるような言動をしたなどの状況が考えられます。

 

要するに、あなたが自分に対して抱いているほど好印象ではない可能性があります。

他人に対して嫌いという気持ちを持っていれば、相手もあなたのことをよく思わないでしょう。

これは不思議なことですが、言葉や態度に表さなくても伝わるようです。

そうであるならば、今よりも評価者である上司の好感度レベルを上げればよいのです。

 

そうすることで、あなたがレベルアップしたぶんだけの、上司の方も好印象度がアップします。レベルの波長が合ってくるわけですね。

 

相手のことを好きになれば、たいてい相手も自分に対して、良い印象を持つようになります。

 

要は、相手をこれ以上きらいにならないように努力するのです。

「そんなこと、できないよー」と思うのであれば、気持ちは伴わなくても「媚びを売る」。

 

そうした行動をとることで、行動につられて少し気持ちも好きに傾きます。

そして、慣性の法則により、その少し上がったレベルを、日常でも維持しようとする働きが出てくるのです。

落ち込んでいた気持ちも和らいできます。

 

そうすれば、きっと次の査定では良い評価がもらえることになるでしょう。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

人事評価が思ったよりも悪くて落ち込んでしまった場合、次の対処法が有効であることを書きました。

 

  1. 今回はたまたまハズレクジを引いてしまったと考える
  2. 仲の良い社員を飲みに誘う
  3. あえて上司に媚びを売る

,,,こうすることによって、落ち込んだ気持ちが徐々に解消されていきます。

 

人間は個々人でみんな特徴が違うように、性格や気質もさまざまです。ですから、人によっては合う合わないということが出て来てしまいます。

人間関係が、多様性を持った個人の集合体であるという宿命からは避けられない事実です。

ある意味、会社はそうした関係性の縮図なのかもしれません。

 

だから、職場の中では、みんなうまくやろうと努力しているのです。自分の周りは少しでも良い環境にしたいという気持ちですね。

 

会社もあまり変わっていないようで、流動的に変化していきます。来年度は、ガラッと雰囲気が変わってしまうこともあるのです。

 

だから、評価を気にして落ち込んでしまうこともわかります。しかし、また次があるのですから、とりあえずは少しだけでも前を向いてみる気持ちが必要なのです。

 

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