富と成功をもたらす7つの法則/ディーパック・チョプラ博士の書籍から
新年を迎えると、「今年はとにかく頑張る!」と誓いを立てる人も多いのではないかと思います。やっぱり、年が改まると、一時的にやる気が出てくるものです。カレンダーマジックですね。
とはいえ、ただ闇雲に頑張れば良いかということ、そうでもなく、最小限の努力で最大の効果を出せるコツというものがあるようです。こうしたコツに頼らずに、がむしゃらに頑張る姿というのが年配者の好むところではあります。しかし、せっかくコツがあるならば、それを使わない手はないです。
…ということで、新年を迎えて、まずやったことは、「富と成功をもたらす7つの法則」という本を読んで、その内容をノートにまとめたことです。この本は、今までも何度も読んでいるのですが、意識していないとすぐに内容を忘れてしまうのですね。
そこで、すぐに内容を思い出せるようにノートにまとめて、たまに確認できるようにしたのですが、せっかくなので、ここでもシェアしたいと思います。
願望が自然に叶う実践ガイド
私は2年以上前からアメリカのディーパック・チョプラ博士の瞑想法を実践していることから、彼の書籍は10冊くらい持っています。結構、難解な内容のものも多いのですが、この「富と成功をもたらす7つの法則 (角川文庫)」は、比較的平易に書かれていて読みやすく、章ごとにまとめがついているので、実践的でとてもわかりやすい本です。
ちなみに、チョプラ博士はマイケル・ジャクソンやレディー・ガガ、ミランダ・カーなどの師匠としてアメリカでは誰もが知る有名人です。
1.純粋な可能性の法則
「純粋な可能性の法則」と言われても難しそうですが、要するに「私たちはどんなこともできるし、どんなこともつくり出せることのできる場所にいますよ」ということです。
そうした可能性や創造性に満ちた自分になるための方法として、次のようなやり方が示されています。
(1) 沈黙
日常生活の中で、何も考えない時間を取るということです。自分に静寂な時間を経験させてあげることで「純粋な可能性」にアクセスすることができるといいます。
(2) 瞑想
できれば、朝と晩の1日2回、30分間の瞑想をすることが望ましいとされています。
いちばん簡単な瞑想法は「目を閉じて呼吸に意識を向ける」という方法です。雑念が浮かんだら、呼吸に意識を戻す、また雑念が浮かんだら、意識を呼吸へ…という具合に、常に意識がそれてしまったら呼吸に戻るということを繰り返していきます。
(3) 自然とのふれあい
定期的に海や川、森など自然が豊かだと感じるところへ行って、自分と自然は一体なのだということを感じるようにします。
(4) 判断しない
「今日、わたしは起こることに対して判断しない」と宣言します。
ある出来事に対して「悪いことが起きた」とか「ラッキーなことがあった」という判断をしないということです。出来事は出来事として受け入れます。
2.与える法則
自分が求めていることを与えましょう、ということです。そうしたことで、与えたり受け取ったりしながらエネルギーの流れができて豊かさが循環していくのです。
(1) 贈りものを持っていく
誰かに会いにいく時には必ず「贈りもの」を持っていきましょう。贈りものは、品物に限らず、笑顔や優しい言葉でも十分に贈りものになるといいます。
(2) 自然や他人からの贈りものを受け取る
与えるばかりでなく、自分が受け取る機会があれば、オープンな気持ちで喜んで受け取りましょう。太陽の光や暖かさという自然の恵みも意識して受け取ることです。
(3) 思いやりや愛情、感謝などを与えて受け取る
他人に会った時には、思いやりや愛情を持って接し、相手の幸せを祈ります。逆に他の人から愛情を受けたら、喜んで受け取ることを意識しましょう。
3.原因と結果の法則
「蒔いた種を刈り取る」というように、もし自分が幸せをつくり出したかったら、幸せの種をまくことを学ぶ必要があります。
人は細かいことでも常に選択をしながら生きているわけですが、その一つ一つの選択に意識を向けましょう、ということです。その選択の結果が今の自分をつくっていき、現在の選択が未来をつくるからです。
(1) 一瞬一瞬に行う選択を目撃する
生活している以上、常に選択の連続ですが、その選択ひとつひとつを意識するようにします。それは、まるで第三者が自分の選択を目撃しているような感覚です。
(2) 次の2つの質問を自分に問う
①「わたしが行うこの選択の結果はどのようになるだろう」
②「わたしが今、行おうとしているこの選択は、自分と自分の周囲に幸せをもたらすだろうか」
(3) 自分のハートに快か不快かのメッセージで導いてもらう
何か選択しなければならない時には、自分のハートに聞いて、「快適」と感じるか、「不快」と感じるかで判断するようにします。ハートが快適と感じるような選択を心がけるようにします。
4.最小限の努力の法則
苦労しなくても自然に叶うことに任せる、ということです。草木は自然の中で勝手に育つし、地球は勝手に自転したり太陽の周囲をまわったりしています。人間も自然の一部なのですから、こうした自然の行いに逆らわないようにします。
(1) 人々や状況、環境や出来事を起こった通りに受け入れる(受容する)
(2) 誰のことも何事も非難しない。自分自身のことも非難しない(自分に責任を持つ)
(3) 自分の考えに固執するのをやめる(無防備さを保つ)
5.意図と願望の法則
「純粋な可能性」という場に「意図」を植えることによって、あとは勝手に叶えようと働いてくれます。それは、この世界が究極的にはエネルギーと情報だけでできているからです。
(1) 願望リストを作る
自分が叶えたい願望を紙に書き出します。自分の意図(目指していること)は執着のない意図にします。
(2) 願望を解き放つ(手放す)
願望リストに書いた数々の願望を一旦手放してしまいます。普段は忘れているくらいがいいです。
(3) 意図を一点集中させる
自分の最も大切にしている「意図と願望」について意識を集中させます。
6.手放す法則
願望は手放せば自由になりますし執着すれば不安定になります。願望は必ずしも最初にイメージしたゴールに連れて行ってくれるとは限らず、思いもよらない結果によって叶えられることがあります。だから、結果に執着せずに手放すことが重要なのです。
(1) 執着しないでいることを自分に約束する
欲望や願望に執着していると逆に叶いにくくなると言われています。人の性質として、ついつい執着してしまうものですが、執着していると気がついたら、そのつど、「執着しない、と自分に約束したはずだ」と確認するとよいでしょう。
(2) 不確実性を受け入れる
自分の願望を具体的なひとつの結果のみに求めてしまうと、それ以外の、もっと素晴らしい可能性を排除してしまうことにもなりかねません。方向性くらいは定めていても、自分が求めたい具体的な結果については「不確実性にお任せする」くらいがよいのです。
7.人生の目的の法則
(1) 3つの約束をする
①自分の魂の深いところにあるものを探求する
自分の内側に「生まれ出たい」と願っている神様のようなもの見つけ出す努力を続けていくということです。本来、人間は神聖な存在ということが前提にあります。
②自分独自の才能を発見する&才能を発見するプロセスを楽しむ
人生の目的の法則によると、どんな人でも、世界中の誰よりも上手にできることがあるとされています。その独自の才能を発見しましょう。独自の才能はあまりにも独自なので、他の人は持ちようがないといいます。
独自の才能を発揮している時は、時間さえも忘れてしまうほど没頭してしまいます。逆にいうと、そのような時が「自分独自の才能」を発見できるヒントとも言えます。
③どうしたら自分の仲間である人類の役に立てるかを自分自身に問いかけ実行に移す
独自の才能と自分の仲間である人類への奉仕が結びついた時、「人生の目的の法則」をフル活用することになります。
(2) 2つの質問をする
①「十分なお金と時間があれば自分は何をしたいのか」を問う
この質問で、今やっていることを、まだやりたいのであれば、それは自分の人生の目的を生きていると言えます。
②「どうしたら人類の役に立てるか」を問う
自分の独自の才能や表現が人類のニーズにマッチした時、自然に富は作り出されていくことになりますし、あなた自身、至福の人生を送ることができるようになるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
富と成功をもたらす7つの法則は次の通りでした。
1.純粋な可能性の法則(宇宙と一体になればすべてが実現できる)
2.与える法則(自分が求めているものを与えなさい)
3.原因と結果の法則(よい選択がよい人生をつくる)
4.最小限の努力の法則(苦労しなくてもこうして自然に叶う)
5.意図と願望の法則(宇宙の“無限の組織力”をどう活かすか?)
6.手放す法則(執着しないほうがうまくいく)
7.人生の目的の法則(自分にしかない才能を活かして生きる)
実際にそれぞれの法則を見てみると、崇高すぎて、なんだか自分にはできそうもない…と感じる内容もあるかと思います。
しかし、実際にこのような法則に基づいて生活していれば、富と成功が自然にやってくるわけですから、日頃から意識して心がけていくことが大事だと思います。
私もすぐに全部ができるという自信はありませんが、常に意識しておくことによって、こうした7つの法則に沿ったあり方に近づいていくのではないかと感じています。