「自分を生きる」にシフトする

目指したキャリアが挫折したときの対処法/パラレルキャリアの育て方

 
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心理カウンセラー/調香師 「すべての人が自分らしく生きられる社会」を夢見て、心優しくも励ましが必要な人たちの手助けになればと思っています。 フレグランスデザインでは、あらゆる香りを創ることができます。
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20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される

これは、グーグルCEO、ラリー・ペイジが、2014年10月に行われたイギリスの経済誌フィナンシャル・タイムズのインタビューで答えた言葉です。

インタビュー当時から20年後ということは、2034年あたりですね。この時点で機械による仕事の代行が始まっているとすると、2020年の東京五輪が過ぎたあたりから、世の中の景色が変わり始めるということです。

 

こうした状況を聞くと、すぐに「何か資格を取らなくては!」と考えてしまうものです。しかし、一生懸命に勉強しても資格を取ることができない場合があります。

そんなとき、どうしたらよいのでしょうか。

 

時間もお金もかけて頑張っても夢見たキャリアは手に入らなかった

 

私はずっと、会社員と憧れのフリーランスとの狭間で、悶々としていながらも、会社の外にいる時間を、ほんの少しではありますが、別の人生のために振り向けてきました。パラレルキャリアらしきものを志向したのは、会社に入って間もなくでした。

 

資格取得のために専門学校で勉強してみた

 

まず、「私はこれをやってみよう」と決めたものがあれば、専門学校に通ってみるのが近道です。そこには、専門知識を持った先生もいるし、知りたい情報もいろいろ集まっているからです。

…ということで、私もまずは専門学校に通って資格の勉強をしました。

 

一発逆転を夢見て始まった

 

私の場合、はじめは大学で専攻していた法律学を活かして、弁護士になろうと思いました。

就職して会社員になることが決まったことから、早くも会社から脱したいと思ったからです。

 

会社員では自分らしさを発揮することもできず、不自由きわまりないと思っていました。弁護士なら、社会的地位もあるし、今の状況を一発逆転できる。

 

そして、

「困っている人を法律という手段を用いて救うことができる」
「きっと自分を待っている人たちがいる」

という思いから、弁護士なら専門性を生かして自分らしく振る舞えるだろう、とも思いました。

 

それで、会社で仕事をする傍ら、司法試験の専門学校へ通い、夜は自習室で勉強をしました。

 

全く歯が立たずに挫折

 

勉強を始めて3年目に最初に司法試験を受けました。
司法試験は、択一試験、論文試験、面接試験とあるのですが、最初の択一試験に受からないと論文試験に進むことができません。

択一試験はマークシート方式なので、うろ覚えの知識でも何とかなるだろうと思っていたのですが、まったく甘かったです。

 

それから、次の年もチャレンジしましたが、まったく手応えが感じられず、会社の仕事と司法試験の勉強という2色のストイックな生活にだんだんモチベーションが保てなくなり、弁護士への挑戦はフェードアウトしていきました。

これは、パラレルキャリアというよりかは、人生の一発逆転を狙っての挑戦でしたが、結局挫折してしまいました。

 

資格を取れなかったけれど残ったもの

 

ただ、大学の法学部を卒業して、さらに法律の勉強をしたことから、とりあえずは「法学部出ました」とは言えるくらいの知識はついたと思っています。

また、法学的なものの見方「リーガルマインド」の片鱗も体験することができました。
例えば、法的三段論法。事象から問題を見つけ、基準をつくり、問題を当てはめて答えを出す、というような思考方法です。

これは、すぐに仕事で役立つものではありませんでしたが、何かを考えるときの思考パターンとして活用できました。

 

ただ、司法試験に挫折したことは、毎日満員電車に揺られる会社員からは脱することができないことも意味したわけで、絶望的な気持ちになったことも確かです。

 

もし、司法試験に受かっていたら、職場は離れた可能性は高いでしょう。

しかし、もしかしたら、司法試験の合格書を抱いたまま、会社に残っていたかもしれません。司法試験に受かっている、という安心感が会社生活に余裕をもたらしたかもしれないからです。

このころは、パラレルキャリアという概念は知りませんでした。

でも、会社の他に、自分に何か武器があることは深い安心感につながる、ということはうすうす感じていました。

 

資格がなくても困っている人を救う手段はある

 

目指していた資格を取得できなくなった時、「ああ、もう終わりだ・・・」と落ち込んでしまうことでしょう。頑張っていた最中は、それが全てと感じてしまうからです。

しかし、本当にそうなのだろうか、、、とちょっと引いて考えることも必要です。

 

弁護士じゃなくても人を救うことはできる

 

「困っている人を救うことができる」
「きっと自分を待っている人たちがいる」

…という思いであれば、法律という手段を用いなくても、困っている人を救えるはずだ、手段なんていくらでもある、というふうに気づいたことも、弁護士をあきらめた自分を納得させるものでした。

 

目標としては「弁護士になる」ということでしたが、よく考えてみると、それは誰かを助けるための手段であり、究極的な目的ではありません。

手段は弁護士でなくてもいいわけです。

 

目的地につくための手段はたくさんある

 

東京から大阪に行くのに、新幹線でなくても行くことはできます。

飛行機や自動車、自転車や徒歩だって、行こうと思えば行けるのです。そして、自転車や徒歩は、それこそ到着まで時間がかかるかもしれませんが、ものすごく楽しい道のりかもしれないのです。

 

それと同じように、世の中にたくさんある手段の中で、人の悩みを解決したり喜ばすことができることはたくさんあることに気がつきました。

そのなかで、自分の感覚センサーが反応するもの、「好奇心」という心のヒダヒダに吸い寄せられるものを選べば良いのです。

 

私の場合は、フレグランスデザイナーやフォトグラファー、そして心理カウンセラーとして活動することができるようになりました。

これは、一生懸命に勉強したり経験を積んでいけば、世の中に出ていくことができるものです。

 

フレグランスのデザインは、アロマテラピーの学校も含めて、スクールに数年間通って、マンツーマンで修行しました。
写真のほうも、プロコースを含め3年間通って基礎技術を学びました。

趣味の範囲としてなら、こんなに時間やお金をかけなくてもいいのですが、「どうせやるなら、徹底的にやろう」ということで、頑張ったのです。

写真学校も週3回通っていたので、授業も200回以上出席したのではないかと思います。

 

こうして、かなりお金も労力も時間もかけてので、大変ではありました。しかし、好きな事をしていたので、ものすごく苦労した、というわけでもなかったです。

 

会社員だからこそ最短距離でキャリアを積むことも可能

 

会社の仕事も忙しかったので、体力的には少々辛い面もありましたが、逆に言うと、会社で仕事をしていたから、学校に通うお金や、休みの日を利用した時間の確保ができたと思っています。

 

何かやりたくても、身近に教えてくれる人が居なければ、まずは学校に入って専門家に教えを請うのが一番であり、そのためには、先立つもの(お金)が必要なわけです。これは、会社員だったからこそ、獲得できた技術だったかもしれません。

 

会社員として働いている限りは、自分の納得のいくまで、習い事に投資できるので、この点はメリットでした。

どっち付かずの生活だと思って苦悩することも多いのですが、「これはいわゆるパラレルキャリアのライフスタイルなのではないか」と前向きに捉えることにしました。

人生は一度きり

どこかの型に自分を収めるのではなく、自分で自分の型をデザインする時間を持ちたいと思います。

お給料を消費や貯金にまわしてしまうのではなく、そのうちの幾分かは、自分自身への投資へまわす、というのが、パラレルキャリアを育てる第一歩です。

 

さいごに

 

時代は大きく変化しています。きっと、なんとなく変化しているのは感じるけれど、おそらく、自分にはそれほど関係ないと思っている人がほとんどだと思います。

あと10年もしたら、人間ではなくて機械が仕事を始めているのです。そして20年後には今の仕事の9割はなくなっていると言われています。

 

そのとき、あなたはどのように生きていきますか。

 

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