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これからは間違いなく社会関係資本が注目される時代に/ALISによる信頼の可視化

 
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心理カウンセラー/調香師 「すべての人が自分らしく生きられる社会」を夢見て、心優しくも励ましが必要な人たちの手助けになればと思っています。 フレグランスデザインでは、あらゆる香りを創ることができます。
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先日、新しいソーシャルメディアをつくっているALISのミートアップに参加してきました。

ALISとは

信頼の可視化で人のつながりをなめらかにする」というビジョンを掲げて立ち上げたソーシャルメディアプラットフォームです。

 

一見、ふつうのブログと同じような体裁ですが、「信頼の可視化」を実現するための仕組みが実装されています。

その一番大きな特徴が、信頼できる記事を投稿していくモチベーションを維持するための「報酬システム」です。

 

ALISの報酬システム

 

「報酬」といっても、現金をもらえるわけではありません。
ブロックチェーン技術に裏付けられたALISトークンと呼ばれる独自コインが報酬としてもらえます。楽天ポイントやTポイントなど、多くのお店で発行しているポイントのようなものです。

 

ただ、他のポイントサービスと違うところは、最終的には、仮想通貨交換所で換金できると言うことです。

この報酬がもらえることがモチベーションになって、記事を書き続けることができるのではないか、と考えたわけですね。

 

信頼できる記事

 

それでは、報酬がもらえる記事とは、どのような記事なのでしょうか。

実は、ネット上に記事を書いて報酬をもらうシステムというのは目新しいものではありません。

 

各種ポータルサイトからの依頼で、ライターが報酬と引き換えに記事を書く、ということもありますし、自分で記事を書いて有料メルマガで売り出すことでも報酬を得ることは可能です。
また、noteといった自分のコンテンツを有料配信するサービスも流行っているようです。

 

ただ、これらは、自分で書いた記事を「商品」として売り出す、という行為が必要なわけです。特定のユーザーがお金を出してコンテンツを手に入れたい、と考えなければ、記事で報酬は得られないし、記事自体も読んでもらえません。

 

もうひとつの方法は、記事の内容そのものを売り出すのではなく、読まれる記事を書いて、そのサイトにある広告を表示したり、クリックしてもらうことで、広告主から報酬を得ると言うやり方です。

こちらは、グーグルなどの検索エンジンから好かれるように、SEO対策をしっかりやって、大量のアクセスをサイトに集めなければなりません。要するに、キーワードに配慮したり、広告を積極的にクリックしてもらうような内容に配慮する必要があると言うことです。

 

ところが、ALISの場合は、記事を評価するのは、生身の人間です。

記事を読んだ人が、「この記事は素晴らしい。信頼できる」と感じたら「いいね」を押します。その「いいね」がたくさん集まった記事が良質な記事、という判定をするのです。

 

そして、その「いいね」も数だけではなく、質も重視されます。質とは、ALISトークンを数多く保有している人が「いいね」を押してくれた場合には、「いいね」のレベルも上がります。

 

こうして、質のよい「いいね」をたくさん得られた記事を「信頼できる記事」と定義しているのです。

この辺は、グーグルなどの検索エンジンアルゴリズムとは一線を画す仕組みだと思います。

 

「いいね」をする読者にも報酬

 

それでは、「いいね」を押す人は誰かということです。もちろん、ブログ記事の読者ということになりますが、読者にも報酬のインセンティブがあります。

 

「これは信頼できる!」と感じた記事をいち早く見つけて最初に「いいね」をした読者に報酬が入るのです。2番目でも3番目でも、早期に「いいね」をした読者にもッ報酬が与えられる場合がありますが、いち早く見つけた人よりも報酬額は下がります。

これは画期的なことです。

 

通常は、読者に報酬が入ることはありません。書籍を買うにも、有料メルマガに登録するにも、読者は常にお金を支払う側です。

 

しかし、ALISでは、読者こそ重要な役割を担っており、いわば、「信頼できる記事」の発掘者でもあるわけです。
そして、良い記事を見つければ見つけるほど、報酬も多くもらえることになります。「これは良い記事だ」と感じるセンスに価値を見出しているのです。

これは、ALIS上で記事を書く側からしてもチャンスです。

 

これがアメブロやワードプレスなどのブログでは、アクセス数がなければ、記事は存在していないのも同然です。しかし、ALISでは、たとえアクセス数が少なくても、質の良い「いいね」を集めれば、人気記事にも掲載されるし、報酬ももらえるからです。

これが、書き手も記事を書き続けていけるモチベーションになります。

 

そして、たまたまALISの記事を見にきた日和見ユーザも、いち早く信頼できる記事に出会えて、欲しい情報がすぐに見つかるということになります。

こうして、信頼の循環を広げていこうというプロジェクトです。

 

ALISはクローズドβ版(2018年5月現在)

 

現在、ALISは、必要最小限の機能でクローズドβ版として稼働しており、先着5000人のユーザ限定で記事の投稿や「いいね」をしている段階です。この中でバグを修正したり、新たな機能を実装したりして、ALISのプラットフォームとしての信頼性を向上させる取り組みを行なっています。

 

クローズドβ版は、公開初日の時点で500以上の記事が集まったといい、現在も次々と記事が投稿されているようです。クローズドβ版では、プラットフォームの検証の意味合いもあり、テーマを、あえてスキャムや詐欺的な記事が横行する仮想通貨やブロックチェーンに関する分野に絞っています。今後、グルメや旅行などの話題など徐々に分野を広げていくとのことです。

 

これからは「社会関係資本」が注目される

 

ALISミートアップの内容で一番興味深かった内容は、「信頼の可視化で人のつながりをなめらかにする」というビジョンを実現するために、なぜソーシャルメディアを選んだか、という背景でした。

それは、「これからは間違いなく社会関係資本が注目される時代になってくるから」ということでした。

人には、次の3つの資本を持っていると言われています。

 

1.金銭資本

人が活動をした対価として、金銭が支払われて、貯蓄や投資などで蓄積されていく資本。

お金をいっぱい持っている人は、経済活動をより多くした人と認識されるわけです。

お金という尺度を通じて判断できるので、金銭資本はわかりやすい基準ですね。

 

2.自己資本(文化資本)

次に自己資本。これは、文化資本とも言われるものですが、金銭以外の個人に備わっている学歴や文化的素養、才能、能力、特技などの個人的資産のことです。

これは、金銭がなくても、生まれながらにして持っている才能や、後から後天的に訓練して獲得したスキルや知識というものですね。

「自分磨き」というのは、この「自己資本」を充実させていく活動ともいえるでしょう。

 

3.社会関係資本

 

そして、社会関係資本。世間では「ソーシャル・キャピタル」と呼ばれることの多い概念ですが、自らを取り巻く人間関係や信頼に基づくネットワーク、協調的なコミュニティなどの関係性の資産のことです。

一言で言うと「絆(きずな)」ともいえると思います。

 

こうした社会関係資本を広げるためには、自分と繋がる相手が信頼できるか、ということが重要になります。そこで、ALISはその信頼を可視化しようと試みたわけです。そうして、今までになかったような「つながり」をつくることをビジョン掲げています。

 

社会関係資本をいかに充実させていくのか。新しい信頼のつながりをどのように作っていくのか。この辺にフォーカスしたのがALISのプラットフォームなのだな、、、と感じた次第です。

 

参考:クローズドβ版公開記念イベントで今後の戦略を発表

 

サービスを開始して半月あまり経ったALISの現状

現在は、クローズドβ版ということで、限定された5000人のユーザでシステムの検証や報酬の配布などを行なっている状況です。サービス開始後に発見されたバグや改善要望に対して、頻繁にアップデートを重ねている感じです。

 

ALISがローンチされて半月も経過していない時点なので、なんとも言えませんが、多くの人が期待するほどの「信頼の可視化」などはできていないようにも感じます。

 

ただ、こうしたサービスの立ち上げ時には、運営側の理念のとおりに、美しく事が進むということはなく、最初はカオス状態になってしまうのは、仕方がないかな、とも思っています。

徐々にコミュニティとしての自浄作用が働き、だんだんと精錬されていけばいいのではないかと見守っています。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

ソーシャルメディアをはじめ、ブロックチェーンの技術が社会に浸透し始めていて、世界各国で新しいサービスが生まれようとしています。

今は、黎明期なので、こなれたサービスというものは皆無の状態です。しかし、大きな流れとして、社会は技術による信頼の担保や、従来型の広告収入に頼るビジネスモデルからの転換がなされる可能性が高くなっています。

 

参考:メディア揺るがす仮想通貨技術権利保護やファクト確認(日経新聞)

 

こうしたことからも、新しい技術であるブロックチェーンが社会をどのように変えていくのか、注意深く見守っていく必要があると思います。

 

追伸:

こちらは、まだALISが企画書しかなかった時代に書いた記事です。

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