自分自身のことを詳しく知りたいと思ったらやっておくべきこと/自己分析のやり方
「私がやりたいこととは、なんなのだろう」
「いったい自分は何に向いているのか」
と、自分自身のことが気になって仕方がない時ってありますか?
「これがやりたいから頑張る!」という確固たるものがない場合には、自分の先に広がる茫漠とした未来に対して、何を根拠に道を選んでいくのか、とても不安になることがあると思います。
そのような時に気になってくるのが、「自分のスペック」です。
それを知るために、いわゆる「自己分析」というものをやる人も多いと思います。
これは、新卒の就職活動の学生なら一度は経験することだと思いますが、新卒でなくても、今一度、立ち止まって確認しておくことは大切です。
私も岐路に立った時には、いつも必ず「自己分析」をして、自分はいったいどのようなスペックなのか、を洗い出していました。
自己分析の方法
自分のスペックを知る方法としてはいくつかあります。
1.自分に問いかけるもの
・就活サイトの適職診断
・性格分析(さまざまな書籍が出ている)
・自分年表の作成(自分の棚卸し)
2.心理学や統計的データに基づく分析
・プロファイリング(行動心理学と統計学見地から人間性を分析)
3.スピリチュアル系・その他
・特殊能力を持つセラピストに聞く
・占い、易経、数秘術
・遺伝子診断
・友人知人に自分のことを素直に聞いてみる
・・・結局、自分というものにアプローチするのに、自分自身がいちばん納得できる方法を無意識に選択しているのだと思います。
スピリチュアルが好きな人は、いきなり占いや数秘術に答えを求める人もいたりして、自己分析方法の選び方は、その人の価値観が現れます。
ちなみに、私は遺伝子診断以外はすべてやってみました。
どれがいいとは一概に言えませんが、いろいろやったのは、それだけ悩みが深かったのと、自分を多面的に見ておきたかったからです。
そういうわけで、世間的には非科学的といわれるような方法も試しています。
今回は、一般的な自己分析手法である「自分に問いかける」方法を紹介したいと思います。
就活サイトの適職診断
就活サイトはいくつかありますが、次のところが大手のサイトで適職診断も充実しています。
ただし、どれも、会員登録しないときちんと診断ができないような仕組みになっています。
実際に回答して見るとわかるのですが、やってみた結果は、結構当たっているし、納得感があるものです。
ただ、それは「あたりまえ」なのです。
結局、質問に対して、自分が「はい」とか「いいえ」で答えた結果が、そのまま診断の文章に反映されて出てくるので、ある意味、自分が回答したことのオウム返しです。
しかし、設定された質問に答えていくということは、その質問に「自分はどのように思っているのか」ということを自分の頭の中からアウトプットして外に出すわけです。
そうすることで、わかっていることでも客観視できるという利点があります。
こうした適職診断の価値は、「すでに問いを立ててくれている」というところにあります。
本来、自己分析は、自分自身に対して、いろいろな問いを立てて、あらゆる方向から光を当てていき、自分自身の「カタチ」を浮き彫りにしていくことです。
その光の当て方のひとつが「自分自身に対する問い」です。この問いを立てることが難しいから、就活サイトの適性診断を活用するわけです。
性格分析
適職を探すための性格分析に関する本はいろいろ出ています。
その中でも具体的な事例が出ている
「新装版 あなたの天職がわかる16の性格」
を紹介します。
診断方法は、性格タイプに関する質問に対して、自分が当てはまるものにチェックを入れて、その該当数により性格タイプを確定していくものです。
外向型/内向型 → あなたはどっち?
五感型/直感型 → あなたはどっち?
思考型/情緒型 → あなたはどっち?
決断型/柔軟型 → あなたはどっち?
…これら4×4=16の組み合わせで天職を判断しようというものです。
この16のタイプとは、次の通りです。
1.責任者
2.努力家
3.社交家
4.組織人
5.冒険家
6.実務家
7.楽天家
8.職人肌
9.リーダー
10.アイディアマン
11.起業家
12.戦略家
13.チームプレーヤー
14.理想家
15.創作者
16.芸術家
ちなみに、私は「内向型、直感型、情緒型、柔軟型」という結果で、「芸術家タイプ」でした。
果たして、本当に芸術家でいいのか…という思いはありますが、その要素があるということですね。
自分年表の作成
自分年表とは、自分史の簡易版です。
縦軸に年齢を入れていき、横軸に主な出来事を書いていきます。
出来事は「学校・仕事」と「プライベート」とに分けて記入していくとうまく整理ができると思います。
なかなか1歳の時のことは覚えていないでしょうから、今現在の年齢から遡って書いていくと記入しやすいと思います。
「今年は何があったっけ?去年は?一昨年は?」
…という具合に遡っていくと描きやすいと思います。
実際にはエクセルを使ってこんなふうに作成していました。
学校&仕事 | 熱中した事 | イベント | 人間関係 | よかった事 | 辛かった事 | |
0歳 | ||||||
1歳 | ||||||
2歳 | ||||||
3歳 | ||||||
4歳 | ||||||
5歳 |
こうして、自分の歴史を書き出して、自分の中にある材料から気づきを得ていくわけです。
まとめ
まずは、自分の中にあるものを外にアウトプットして客観的に眺める、という手法を今回はお伝えしました。
頭の中で考えていたり、イメージは分かっていても、実際に紙に書き出したり、自分が回答した結果を読んで見たりすると、自分の内面を外から眺めるような感じがして、冷静に考えられます。
こうした適職診断や自分年表の作成で、いろいろと気づくこともあるかもしれませんが、これでも、やはり自分のある一定方向から光を当てて見たにすぎません。
まだなんか物足りない、納得がいかない、という人はさらなる分析をしてみたらどうでしょうか。
やはり「今、自分はどのようになっているのか」と、今の自分を知ることがスタートだと思います。