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会社にいても専門スキルや技能が身につかなくて不安、どうすればいい?

 
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心理カウンセラー/調香師 「すべての人が自分らしく生きられる社会」を夢見て、心優しくも励ましが必要な人たちの手助けになればと思っています。 フレグランスデザインでは、あらゆる香りを創ることができます。
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会社で仕事をしていても、特に、何か専門性のあるスキルがついてきた感じがしない・・・という悩みを打ち明ける方がいます。特に、何度か転職をされている方は、こういった不安を抱えることもあるようです。

会社でお給料をもらって仕事をしているのに、プロとしてのスキルが身についているという実感がないということかもしれません。今回は、この問題について考えてみたいと思います。

 

そもそも専門的なスキルは必要?

 

そもそもなぜ、専門的なスキルがないと不安になってしまうのでしょうか。

 

多くは「会社で働いている以上、何かしらの専門的スキルが身についてしかるべき」という価値観に支配されているようです。そしてそれは、「専門的なスキルが身についた自分」であれば、自分自身に対して自信が持てる、ということです。

 

自分に自信がつけば、堂々としていられますし、誰かに「あなたはどのような仕事をしているのですか?」と問われても、臆することなく答えることができるでしょう。

 

専門的スキルに求めるものは、「自分自身に対する自信」なのだと思います。

それは根源的なことではありますが、具体的に専門スキルや技能がないと、どのようなことに困るのでしょうか。

 

専門的な技能がないと困ること

 

  • 専門的なスキルないと、別の会社に転職しようとした時に不利に感じる。
  • 今の会社でも、打ち合わせやプレゼンで深い話を披露することができない
  • 会社の中で自分の価値があまりないように感じてしまう
  • 「どんなことができるの?」と問われて答えるものがない
  • 自分の軸となる武器がないのでこれから生きていけるのか不安を感じる

…ざっと、こんな感じだと思います。

 

まぁ、すべては「自分自身に対する自信」に帰結すると思いますが、やはりスキルがないと感じるのは自信がない、ということと同義なので不安を感じるのでしょう。

 

技能がなくても困らない?

 

  • 一方で、専門的スキルなんてなくても大丈夫だよ、と言う声もあります。
  • 組織で仕事をしているので専門的なスキルがなくても大丈夫な場になっている
  • そもそも専門的スキルがあっても今の会社では活かすところがないのではないか
  • 会社のみんなも特に専門的スキルがあるわけではない

 

…こうしたことからすると、そもそも会社は専門的スキルがなくても、組織でカバーしているわけだから心配いらない、という主張のようです。

 

ただ、あなたが感じる、専門的スキルって何?
ということが大事です。

どのようなスキルがあったら、自信がつくのでしょうか。

 

専門的スキルとは

 

すぐに思い浮かべることは「資格」のことではないでしょうか。

 

総務部門であれば、社会保険労務士や衛生管理者などの知識や実務があれば、専門的スキルがあるとみなされるかもしれません。

経理部門であれば、簿記などの会計関係の資格かもしれません。

 

でも、そのような資格は、資格試験を受けて合格することでスキルを獲得できた、と言えるのでしょうか。

 

会社での専門的スキルとは「実務遂行能力」のことで、簿記であれば会計の知識を活用して実務を正しくできることです。

 

例えば、経理部門の人に、簿記1級の資格を持っている社員がいましたが、その人は、自分に専門的スキルがあるという自覚はなく、経理の仕事でもいろいろと悩んでいました。知識があれば、スイスイと仕事の問題解決ができる、というわけではないようです。

 

「こういった仕事を受けるのだけれど、どのような勘定科目にすればよいのか」

という問題に対しても、簿記1級だからといってすぐに即答できるわけでないのです。

 

いろいろな業務に会計知識を当てはめて会社全体の仕事が円滑に動くような回答を出す、というのがここでの問題解決です。

 

でも、それは、知識があるからできるわけではありません。今までどのような問題に直面して、どうやって解決したのか、または、どうして失敗したのかと言うことを繰り返してきた経験の中で獲得してきたもので解決しています。

もちろん、その解決のためには簿記のような知識が前提にもなるわけですが。

 

専門的なスキルや技能を身につける方法

 

それでは、「特に資格を持っているわけでもないし、何かの経験を積ませてもらっているわけでもないし・・・」と困ってしまっているあなた。

専門的なスキルや技能を身につけるためには、どのようにしたら良いのでしょうか。

 

会社の中で身につける

 

会社の中で専門的なスキルを考えた時、「どうせ、この知識や仕事のやり方は自分の会社の中でしか通用しないし…」と思ってはいないでしょうか。

 

労務管理や経理などは、実務をやっていくために、労働法や会社法、金融商品取引法など、前提となる法律をベースに実務をやっていきます。そのようなわけで、「知識+実務の積み重ね」でスキルアップ、という具合にわかりやすいかもしれません。

 

でも、そうでない場合、例えば、コールセンターでひたすら顧客への電話対応をしていたり、パソコン端末からデータ入力をしている、という仕事の場合にはスキルアップができないのでしょうか。

 

電話対応も、大量の顧客に対応していると、うまく説明できたり、顧客の問題解決に貢献したりと、何かしらの成功体験があるはずです。そして、よい電話対応の流れや、電話でもコミュニケーション能力も鍛えられるでしょう。

コールセンターでも、一応、マニュアルがあるのが通常ですが、特に問い合わせ対応では臨機応変な説明が場合もあるでしょう。こうしたことを積み重ねていくことによって、新人や後輩、困っている同僚に対して、手助けすることができるコンテンツがあなたの中に育っているはずです。

 

また、会社にいて私が感心したのは、派遣社員の方の適応能力スキルです。

派遣社員の方は、ずっと同じ職場で仕事をしているという方は少ないかもしれません。来年度には、また別の新しい職場で事務仕事をしていることもあるでしょう。

 

しかし、派遣社員の方のほとんどは、職場に配属になって一週間程度で、会計端末の操作や書類整理の仕方など幅広い業務をあっという間に習得してしまいます。そして、職場の人間関係にも短期間で馴染んでしまうのです。

 

こうした適応能力は「自分にはとてもできない・・・」と思っていました。そんなにサクサク仕事を覚えらえれるような自信がなかったからです。

 

でも、派遣社員の方は、その職場で必要とされる事務手順をすぐに覚えて一人前に実務をこなしているケースをなんども見ました。

 

新しい環境への適応能力、というものが、いろいろな会社を経験することによって育まれてきたのだと思います。

私からすれば、これはすごいスキルです。

 

別なところで身につける

 

それでも、会社での経験の積み重ねによるスキルの醸成に納得いかない人もいるかもしれません。

そうした場合には、職場とは別のところで新たなスキルを育てていく、という方法があります。

会社が終わった後や、休日の時に、あなたの興味関心のある事柄について、スクールで勉強したり、セミナーを受講したりするのです。

 

会社の外で、スキルアップを目指す利点は、仕事という観点に縛られずに、自分の興味関心のある内容にフォーカスして勉強していくことができるという点です。

 

そして、会社の外で学んだことは、職場での仕事でも相乗効果が生まれる場合があります。

 

例えば、私の場合は、コミュケーション能力にコンプレックスがあったので、夜間の心理学講座に週1回、1年間通いました。

もともとコミュニケーション能力がものすごく低かったので、プロ級レベルにまで飛躍した、ということはありませんでしたが、人の話をよく聴く大切さや自分の素直な気持ちを表現していくことの重要性を学びました。

 

こうしたことが、職場での態度にも現れて、仕事のことで後輩から相談を受けることが多くなったり、会議録のまとめに役立ったり、良い影響が出てきたことも事実です。

そして、このスキルは持ち運び自由な自分のささやかな技能になったと感じています。

 

「これといって専門的なスキルや技能が身につかないのが不安になる」というのは、確かにそうですが、身につける方法はたくさんあります。

 

あなたが、どのようなスキルを身に付けたいと思っているのか、それを明確にした上で、獲得するスキルにフォーカスしていきましょう。

 

まとめ

 

専門的なスキルが身につかない、という悩みは、そのまま自分自身への自信にも影響してきます。

会社の中でも、私から見れば、その人らしいスキルを持っていると感じることはたくさんありました。

当の本人は、すでに獲得しつつあるスキルについて、気づいていないのかもしれません。

 

会社の中でスキルを育てていく方法や、会社の外でも、スクールやセミナー講座に通うことによって、自分に新たな付加価値をつけることができるということを書いてみました。

 

会社の中で仕事をしていると、スキル面で不安があっても、ついつい目の前の忙しさにかまけてしまて、考えることをやめてしまいがちです。

それでも、せっかくあなたがスキルアップしたり、新たな技能を身につけるチャンスはあるわけですから、今からでも、チャレンジしていきましょう。

 

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