満員電車で通勤するのが苦痛と感じた時の7つの対処法と3つの緩和策
東京に勤めている会社員であれば、誰もが朝の通勤ラッシュを経験しているでしょう。日本の会社員は、同じような時間に仕事がスタートして、同じような時間に終わります。そのようなわけで、朝の通勤と夕方の帰宅ラッシュは避けられない事態となっています。
私も乗車率240%を超える通勤電車に乗っていたので、大変なことはよくわかります。
それにしても、会社員に必須と言われる満員電車に乗らない方法というのがあるのでしょうか。
満員電車に乗らない方法
通勤や帰宅ラッシュの電車に乗らなくて良い方法は、とにかく満員電車を避けるという行動や状態にするしかありません。
具体的には、次のようなことに限られています。
朝早く起きて混む前の電車に乗る
これは、あなたの会社にも一人や二人いるのではないでしょうか。私が勤めていた職場でも朝6時半ごろ出社してくる社員がいました。私はたまに泊まり込んで仕事をしていたことがあったので、「こんなに早く出勤してくる社員がいるのか!」と驚きました。
満員電車が嫌でいつも早くきている、という人は結構多いです。
確かに朝早く電車に乗ると空いているし、ほとんどストレスなく会社に出てくることはできますね。
遅い時間に出勤して電車が空いてから乗る
逆に遅い時間に出社してくる社員もいることでしょう。時差出勤やフレックスタイムを取り入れている職場でないと、遅い時間に出社してくるのは難しいと思いますが、そうした制度を活用するというのも手です。
時差出勤などの制度がないところでも、取引先への立ち寄りなどを朝に設定することによって、実質的に時差出勤にしてしまう人も何人かいました。まぁ、毎日はできないことですが。
車で通勤する
満員電車がダメなら車出勤という手段もあります。出勤が公共交通機関に限られていない会社限定になってしまいますが。会社がなかなか車通勤を認めないのは、駐車場代やガソリン代などを通勤交通費で認めてしまうと経費がかかるからです。
結局は、安くて、ほぼ確実に時刻通りに動く公共交通機関に限定されてしまうのです。
自転車や徒歩で通勤する
自宅と職場との距離がそれほど遠くないのであれば、自転車通勤や徒歩で会社に行くという手段を考えても良いでしょう。実際に、自宅から会社まで、マラソンで通っている社員がいました。陸上競技部だったようで、身体能力を落とさないように毎日マラソンで通っているようでした。
さすがに雨の日などはマラソンはしていなかったようですが。
会社の近くに住む
長い通勤時間が苦痛であるならば、いっそのこと職場の近くに住んでしまうというのはとても有効です。いままで通勤時間に使っていた労力や時間が節約されるのですから。
それだけ、自分の人生にプラスアルファが生まれるようなものです。
ただ、住宅補助などのがない会社では、住居費用が持ち出しになってしまうという欠点もあります。お金か時間か、という選択ですね。
下り電車のほうの会社に転職する
今の職場がどうにも満員電車を避けれないようであれば、自宅から見て、下り方面にある職場を選ぶことです。
通勤ラッシュや帰宅ラッシュとは方向が逆になるので、混雑している向かい側のホームを横目に、ゆったりと乗車することができます。
フリーランスなど在宅の仕事に切り替える
満員電車を避ける究極の方法は、在宅の仕事などに切り替える、ということですね。
「満員電車がどうしても苦痛だったから在宅にした」という人も少なからずいます。
それだけ東京やその近郊に住む人にとって、満員電車というのはストレス度マックスの乗り物なのですね。
満員電車でも快適に過ごす方法
それでは、朝起きるのが苦手な人や、転職することができないような人は、満員電車で我慢するしかないのでしょうか?
それでも、満員電車でもなんとか快適に過ごす方法はいくつかあります。
音楽や語学学習など聴覚を使って時間を過ごす
満員電車では席に座れなければ、圧迫された空間で立ちんぼで過ごすしかないわけです。そこでできることは、じっとしていても勝手に入力されてくる聴覚を使うことですね。
具体的には、イヤホンで音楽を聴いたり語学学習や自己啓発の教材を聴いたりすることです。
こうした聴覚を使った活動というのは、普段の日常生活では、「なかなか時間をとってやるのがもったいない」と感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし、通勤時間や帰宅時間を使えば、毎日かなりの時間を聴覚を使う活動に当てることができます。
好きな音楽を聴いていれば、気分も和らぎますし、自己啓発の教材などを聴いていると、職場までの時間がとても短く感じます。「もう少しで第3章が終わるところだったのに・・・」という感じで、もう少し通勤時間が長くてもいいかな、なんて思うこともしばしばです。
目を閉じて暝想する(何も考えない)
聴覚を使うというのと逆に、どの感覚もあえて使わないという方法があります。
最近はマインドフルネスなどで脚光を浴び始めてきている「暝想(めいそう)」です。
瞑想というと、いろいろなテクニックがあるので、満員電車の中で本格的な瞑想を行うのは難しいのですが、それでも、「無心」でいることはなんとかできます。
電車に揺られながら、降りる駅まで「無心」でいることに努めるのです。
そうすると、何も考えないことで、脳の疲れが取れてリフレッシュされるのです。
この「無心でいる」というのは、たった1分でも効果がありますが、意外と「何も考えない状態を維持する」というのは難しいものです。脳はすぐに何かを考え始めようとするのですね。
この「次の駅まで何も考えない」という訓練をすると、それ自体がマインドフルネスの状態になり、満員電車の中でもイライラすることがなくなります。
足腰を鍛える
満員電車というのは、かなり体力を使う空間でもあります。電車が揺れるごとにバランスとをとったりして、下半身にしっかり重心を置いておかないと身体が安定しないのですね。
こうしたことに筋肉を使うので、満員電車に乗っているだけでも鍛えられるわけです。満員電車エクササイズと思って、ジムに行く感覚で満員電車に乗るといいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
満員電車に乗るのが辛いと感じた時の対処法は次のとおりです。
- 朝早く起きて混む前の電車に乗る
- 遅い時間に出勤して電車が空いてから乗る
- 車で通勤する
- 自転車や徒歩で通勤する
- 会社の近くに住む
- 下り電車のほうの会社に転職する
- フリーランスなど在宅の仕事に切り替える
それでも、満員電車での通勤は回避できないという方は、このように過ごすと良いでしょう。通勤時間も短く感じますし、時間を無駄にしなくて済みます。
- 音楽や語学学習など聴覚を使って時間を過ごす
- 目を閉じて暝想する(何も考えない)
- 足腰を鍛える
それでは、苦痛な満員電車を少しでも回避したり緩和したりしてみましょう。職場に着く前にぐったりしてしまうと、1日が憂鬱で始まってしまいます。なんとか工夫して東京のワークライフを有意義にしていきましょうね。